目次
インフルエンサーとは
インフルエンサーは英語で「Infuluence」を意味し、影響・感化・効果の意味があります。
インスタグラムの専門用語ではなく、インターネットにおいて世間に大きな影響力を持つ人をいいます。特にソーシャルメディアやTVやYoutube、ブログにおいて、他の消費者の購買行動決定に影響を与える人のことをいいます。
例えば好感度が高い芸能人やタレント・モデル、シンガーソングラター、スポーツ選手など特定分野に秀でた職業や専門家がインフルエンサーです。
インフルエンサーのランク別の影響力を理解する
インターネット登場前はTVが主な活躍場所でした。企業はTVのドラマやCMに莫大な広告費を投入しインフルエンサーを起用して、視聴者に関心や影響を与えていました。
インターネット・ソーシャルメディアの登場でインフルエンサーの細分化が起こり、芸能人ではない一般人でもインフルエンサーになる事が出来る時代になりました。時代が変わっても影響力のあるインフルエンサーを企業に取ってとても重要です。
とくにInstagramはF1層(女性20代〜30代で消費意欲が旺盛で、新しいトレンドにも敏感)が利用していて、多数のフォロワーがいるインスタグラマーには告知協力や商品紹介など様々なコラボレーションが生まれています。
今後もこの流れは止まる事無くどんどん加速していくのは確実です。新しい市場ですので、もっと斬新で新しい表現や発信方法がインフルエンサーを通して生まれていくと思います。
カリスマインフルエンサー 100万〜
フォロワーが100万以上のカリスマインフルエンサーになると企業から多くのキャンペーンに参加し、広告への出演を求められたり、若者ではほとんど知らない人がいないくらいの存在です。
そんなカリスマインフルエンサーは日本でも数十人しかいません。カリスマインフルエンサーと言われる人たちはTVなどで全国的に知名度のある「芸能人・モデル」タイプで、TVや雑誌では見れないプライベートショットに関心を寄せるフォロワーを多くいます。
水原希子 @i_am_kiko
渡辺直美 @watanabenaomi703
ミドルインフルエンサー 10万人〜100万人
ミドルインフルエンサー層が一番多く、ファッション雑誌の読者モデル、お笑い芸人など様々な職種の芸能人がいます。Youtuber、コーディネートアプリ「WEAR」の人気ユーザーやクリエイター・人気写真家はこの層になります。
天竺鼠 川原 @tenjikunezumikawahara
るうこ @rororuko
マイクロインフルエンサー 1万人〜10万人
カリスマインフルエンサーやミドルインフルエンサーは既に事務所に所属していたりしますが、マイクロインフルエンサーは素人〜有名人までが一番入り混じったそうだといえます。
マイクロインフルエンサーの影響力も年々注目されており、プロダクションや広告代理店から接触も増えていて、特定のカテゴリや専門的な依頼が多いのが特徴ですが市場価格が決まっていない層です。http://digiday.jp/agencies/micro-influencers/
もろんのん @moron_non
ライトインフルエンサー 1千人〜1万人
一般人で人気のあるユーザーです。一般人でも交友関係が広い人や街美容師や人気飲食店などがライトインフルエンサーになります。
ライトインフルエンサーはインフルエンサーとしての仕事を受けていないユーザーが多く、キャンペーンや商品紹介を依頼する場合は、企業から直接依頼されるパターンがほとんどになります。好きなブランドとのタイアップであれば、無料で行ってくれる層でもあります。
Hisako Matsuzaki @classa_soap
インフルエンサーのテーマタイプ
芸能人・モデルタイプ
おなじみのTVや有名雑誌に登場し、知名度も高い人を芸能人・モデルタイプとしています。海外ではシンガーソングライターがフォロワーランキングの上記を独占するのに対し、日本はモデル出身者の水原希子(@i_am_kiko)さんやローラ(@rolaofficial)さんなどがフォロワー数上位にランクインしています。
男性では山崎賢人(@kentooyamazaki)さんや山田孝之(@takayukiyamadaphoto)さん、三浦翔平(@shohei.63)さんなどの俳優陣が多くランクインしていますがやはりInstagramでは女性インフルエンサーの活躍が多く見受けられます。
またインスタグラムから有名になって雑誌に登場といった逆パターンも最近は増えてきています。その代表的存在がモデル系人気ユーザーのMegbaby(@_megbaby_)さんやMappy(@bopmappy)さんらがいます。インスタグラムで有名になっただけあって投稿に対するアクティビティ率も非常に高くたくさんのいいねやコメントがつきます。
企業とのコレボレーションも積極的に行われ、各インフルエンサー独自の表現とブランド力がコレボして視覚としてとても魅力あふれる投稿になっています。
フォトグラファータイプ
インスタグラムはアプリがリリースされたときはおしゃれな写真が投稿できるアプリとして流行りました。そのためユニークで魅力的な写真を撮るユーザーも活躍しています。プロ・アマ問わず写真の撮影技術や加工技術は、一般ユーザーより高く写真のクオリティでフォロワーを集めています。
フォトグラファータイプのインフルエンサーで有名なのは、何気ない日常を切り取る自然な写真が素敵。数々の企業のPRも手がける女性フォトグラファーの6151さん(@6151)や、落ち着いたトーンが得意な光の操りが美しく、テーブルフォトなど繊細なものからシックでおしゃれなものまで幅広く得意なhikariさん(@_hikari_____)といった方がいます。
フォトグラファーが沢山のフォロワーを増やすとフォロワーから直接依頼が来ることがとても増えているそうです。近隣の方からイベントの撮影協力だったり、商品を送ってもらい商品撮影を行ったり様々な依頼がありますが、もともとフォローしているユーザーは好意的なのでリピート率はとても高いそうです。
またネットから「インスタグラマーブツ撮り出張サービス」のような新しいサービスも始まっており、このサービスをはじめたえとみほさんは有名企業から多数のオファーがあって、素人でも人気があれば仕事の依頼がくる「素人革命」が始まっているとおっしゃっていました。
クリエイタータイプ
特定のテーマを定めそのテーマにそった投稿を行うことで、多くの指示を集めてフォロワーを獲得しています。切り口のユニークさと個性が強く、ビジュアル的にも映えるため雑誌やウェブメディアに取り上げられることが多いのが特徴です。
企業としても表現したい世界観やキャンペーンのテーマと、このインスタグラマーの世界観が一致すれば、コラボレーションの企画を依頼されることもあります。
クリエイタータイプのインフルエンサーは写真投稿だけではなく、企業のイベントにもゲストとして招待されたりもします。企業はクリエイターのファンにアピールすることができたり、クリエイターとのコラボ商品を開発したりすることもあります。
halono @halno
ほうきに乗って空を飛んでいるような写真が人気なことから、「浮遊写真家」とも呼ばれるテーマ特価タイプのインフルエンサーです。フィードに写真が流れてきたら思わず指が止まるインパクトが、世界中で支持されています。市街地や大自然の中、海外など様々な場所で空を飛ぶ写真を発表して、ブロガーとしても有名です。
Kei Yamazaki @Kei
朝ごはんをテーマに特価したタイプのインフルエンサーです。マウリプレートの上に、卵料理やフルーツなどを綺麗に盛り付けた朝食を日々投稿していて、日本だけでなく外外のファンも多数。Instagramがきっかけで著書「TODAY’S BREAKFAST」を出版しています。
職人タイプ
クリエイティブな仕事をしているユーザーで、被写体自体がご自身の作品を投稿しフォロワーを増やしている人たちです。多くは美容師から手作り石鹸や手芸品など様々です。
この職人タイプはインスタグラム自体が写真集やカタログになっており、プロフィールにあるリンクから、自身の作品を販売するサイトやお店のHPへ誘導しています。人気のアカウントになると予約すら取れないくらいの反響があります。
Hisako Matsuzaki @classa_soap
「Class A」という手作り石鹸の教室を主催している写真作家。アイスキャンディー型の石鹸や宝石のような石鹸など、クリエイティブな写真を日々投稿している。自身の作品の他、教室の生徒の作品や作成過程などが投稿されうこともある。
土田瑠美 @ru0711
インスタグラムにアップしたヘアアレンジが注目を集め、福岡天神の所属サロン「Daisy」に全国から指名客が集まる土田さん。時短勤務で家庭を大切にしつつ、サロンワークのほか、有名ファッション誌やブライダルの撮影、ヘアアレンジ集の「THE BOB BOOK」出版など、多方面で活躍しています。
インフルエンサーの収入って
カリスマインフルエンサーともなれば、どのテーマタイプであっても億単位の収入を得ることは簡単です。実際の報酬などは公開されていないので、海外の事例ですと若干22歳のファッションブロガーのDanielle Bernstein(@weworewhat)さんは1投稿で180万円を稼ぎ出すようです。
無職のおじさんが1日で200万円を稼ぎ出す
無職のおじさんアーノルドは来月の家賃の支払さえできないくらいの状況でした。そこで彼はインスタグラムの写真を売るアイディアを思いつきました。インスタグラムに下記のメッセージを載せ投稿するとあっという間に71枚の写真が売れ約200万円を手にすることになったのです。
「ハロー、僕はこの瞬間に34歳になった。この日一日だけ、僕のインスタグラムにある写真(4×6サイズ)をどれでも一枚150ドルで売る。こんな大安売りはもう絶対にないと約束する。もし興味があったら、欲しい写真のスクリーンショットを僕のメールアドレスまで送ってくれ。Paypalの請求書を送る。サイン入りの写真は、その後に送るからね。簡単だろ。僕の誕生日おめでとう。みんな大好きだよ。」
赤ちゃんでも仕事が時給3万円
世界では赤ちゃんのインフルエンサーもいます。その名はMillie-Bel Diamond。お母さんが親戚に見せるためInstagramに投稿した写真が話題となり、今や1投稿250ドル稼ぐ世界一有名な1歳児となりました。
彼女が2ヶ月のころからお母さんが親戚に見せるためにInstagramを始めたのがきっかけで今や爆発的な人気になり、今では120,000人以上のフォロワーを持ち、彼女の写真はシェア数も100以上。そのとんでもない人気でルイヴィトンをはじめとする各ブランドやアクセサリー会社と契約をしたり、プロモーション料として1回の投稿で$250を稼ぐそうです。
インフルエンサーになるには
年齢や性別に関係なく誰でもインフルエンサーになることができます。もちろん犬のインフルエンサーもいます。
もしあなたがインフルエンサーになりたい場合は、まずテーマを決めることが大切です。テーマを決めたあとは「Instagramでフォロワーを増やす5つの方法【基礎】」や「Instagramで成功するためのマーケテイング知識」を呼んでフォロワーを増やすためのアクションを行ってください。
一度フォロワーを獲得してインフルエンサーになれば次から次へと仕事が舞い込んで来るようになります。そうしたらあなたの存在自体が日本中に影響を与えることになります。まさに新しい時代の花形職業と言えると思います。
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